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定年前に固定費を見直したら月1万円浮いた|59歳が実践した4つの節約術

2. 老後のお金

「本当に安くなるのか」と半信半疑だった。

格安SIMに乗り換えたり、保険を見直したりと、固定費の節約は「いつかやらなきゃ」と思いながら何年も後回しにしていた。手続きが面倒そう、失敗したらどうしよう、そんな不安が行動を止めていた。

でも58歳のとき、定年が近づいてきたのをきっかけに「収入が減る前にできることをやっておこう」と決めて、固定費を一つひとつ見直した。結果として月に約1万円浮くようになった。その実体験を正直にまとめる。


見直す前の状態

毎月の固定費を改めてリストアップしてみたとき、自分でも驚いた。

スマホは大手キャリアのまま夫婦2台で月1万2千円以上払っていた。電気とガスはずっと同じ会社で、比較したことすらなかった。生命保険は30代に加入したものをそのまま持ち続けていたが、子どもが独立した今、本当に必要な保障なのかを考えたことがなかった。サブスクリプションは気づけば動画配信・音楽・雑誌系を合わせて月4〜5千円払っていた。

「なんとなく払い続けていたお金」が積み重なると、けっこうな金額になっていた。


① スマホ代|一番効果が大きかった見直し

固定費見直しの中で、一番効果が大きかったのがスマホだった。

大手キャリアから格安SIMに乗り換えて、夫婦2台で月約4,000〜5,000円の削減になった。年間にすると5〜6万円。これは正直、想像以上だった。

乗り換える前に一番不安だったのは「本当に安くなるのか」「電波が弱くなるんじゃないか」という点だった。格安SIMは安い分、どこかで不便が出るのではないかと思っていた。

実際に乗り換えてみると、日常生活での通話・通信の品質は以前とほぼ変わらなかった。地方の山間部など電波が弱い場所では差が出ることもあるが、普段の生活圏ではほとんど気にならない。

手続きも思ったより簡単だった。スマホを新しく買い替える必要もなく、今使っている端末のままSIMカードを差し替えるだけで済んだ。手続きの所要時間は申し込みから開通まで、1〜2週間ほどだった。

楽天モバイルは料金プランがシンプルで、使った分だけ払う仕組みがシニアにもわかりやすい。夫は電話メインで使うので月1GB以下に収まり、かなり安く済んでいる。

楽天モバイル公式サイトで料金を確認する

※乗り換えの際は、今使っているスマホが対応しているか事前に確認することをおすすめします。


② 電気・ガス代|比較サイトを初めて使った

電気とガスは、比較サイトで料金を調べてみたら、今より安いプランが複数出てきた。

切り替え手続きはネットで完結し、工事も不要だった。以前は「電力会社を変える」というだけで大げさなことのように感じていたが、実際にやってみるとフォームに情報を入力するだけだった。

削減額は月1,000〜1,500円ほど。スマホほどのインパクトはないが、何もしなければずっと払い続けるお金なので、やって損はなかった。


③ 保険の見直し|30代のまま持ち続けていた

生命保険は30代に「とりあえず」加入したものをそのまま20年以上持ち続けていた。

子どもが独立した今、死亡保障が大きく必要な時期はすでに終わっている。保険の見直しで、子どもの教育費を想定した手厚い保障から、夫婦ふたりの老後に合ったシンプルなプランに切り替えた。

月5,000円以上の削減になったが、「本当に削っていいのか」という怖さがあった。ファイナンシャルプランナーに無料相談できるサービスを利用して、現在の状況に必要な保障額を確認してから決断した。保険の見直しは一人で判断するより、専門家に相談してから動いたほうが安心できた。


④ サブスクの解約|使っていないものを整理した

サブスクリプションは、一度契約すると「まだ使うかも」という気持ちで解約しにくい。

スマホの支払い明細を改めて確認したら、月4〜5千円ほど払っていた。動画配信は1つに絞り、ほとんど開かなかった雑誌系と音楽サービスを解約した。削減額は月2,000〜3,000円ほど。

意外だったのは、解約しても全然困らなかったことだ。「いつか見るかも」と残していたものが、解約してみると全く必要なかった。


合計でいくら浮いたか

項目月の削減額(目安)
スマホ代(格安SIM)約4,000〜5,000円
電気・ガス代約1,000〜1,500円
保険の見直し約5,000円以上
サブスクの解約約2,000〜3,000円
合計約1.2〜1.5万円

年間にすると14〜18万円ほどになる計算だ。定年後の収入が減ることを考えると、これだけの固定費が浮くのは大きい。


やって気づいたこと

固定費の見直しを後回しにしていた一番の理由は「不安」だった。安くなるかわからない、失敗したらどうしよう、手続きが面倒そう——その不安があると、人は動けない。

でも実際にやってみると、一つひとつの手続きは難しくなかった。特にスマホの乗り換えは「こんなに簡単だったのか」と拍子抜けするくらいだった。

59歳での固定費見直しは、定年後の暮らしを少し楽にする一手だったと思っている。収入が減る前に手を打てたことは、今になって正解だったと感じる。


まとめ

  • スマホは格安SIMへの乗り換えが最も効果が大きい
  • 電気・ガスは比較サイトで調べるだけで安いプランが見つかる
  • 保険は子どもが独立したタイミングで見直す価値がある
  • サブスクは明細を見直すと「使っていないもの」が必ず出てくる
  • 不安があっても、まず一つだけやってみると次が動きやすくなる

固定費の見直しは、やり始めると意外と止まらない。「不安だからやらない」より「一つだけやってみる」が、60代の暮らしを整えるきっかけになると思っている。


著者:なおじ(59歳) 定年を前に暮らしの見直しを始めたシニア。片付け・節約・再雇用後の日常をリアルな体験ベースで発信中。「シニア暮らし設計ノート」運営者。


※この記事は筆者の個人的な体験に基づいています。節約効果には個人差があります。保険の見直しや通信サービスの乗り換えは、ご自身の状況を確認の上、慎重にご判断ください。筆者はファイナンシャルプランナーや通信の専門家ではありません。


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